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2021年8月13日金曜日

欧米や日本のような「リベラル能力資本主義」では「上級国民(エリート)」と「下級国民」に社会は分断される【橘玲の日々刻々】

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欧米や日本のような「リベラル能力資本主義」では「上級国民(エリート)」と「下級国民」に社会は分断される【橘玲の日々刻々】

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 ブランコ・ミラノヴィッチは元世界銀行主任エコノミストで、世界の格差を検証し、グローバル化が中国やインドなどで膨大な中間層を生み出し、産業革命以降はじめて「北(欧米)」と「南(旧植民地国)」の格差が縮小したことを発見した。しかしその一方で、最貧国の貧困層と先進国の中間層は所得が伸びず、先進国の上位1%の富裕層の所得だけが大きく伸びており、それをグラフにすると象が鼻を高く上げているように見える「エレファントカーブ」を提唱したことで知られる。

【参考記事】
●欧州の排外主義に対する経済学的な処方箋は「移民への課税」と「二級市民化」だ

『資本主義だけが残った 世界を制するシステムの未来』(みすず書房)は、そのミラノヴィッチの最新作で、現代世界には「リベラル能力資本主義」と「政治的資本主義(権威主義的資本主義)」しかないという大胆な主張をしている。

 私は新刊『無理ゲー社会』(小学館新書)で、誰もが「自分らしく生きたい」と願うリベラルな社会では、人種や民族、性別、国籍、宗教、身分、性的志向などにかかわらずすべてのひとを公平に扱うメリトクラシー(知識社会化)が徹底され、この巨大な潮流に適応できる「上級国民(エリート)」と、適応に失敗して社会からも性愛からも排除されてしまう「下級国民」に社会は分断されると述べた。

 資産に大きなレバレッジをかけられる資本主義は「夢をかなえる」のに最適な経済制度で、だからこそひとびとを魅了し、またたくまに世界を席巻した。視点は異なるものの結論はミラノヴィッチと同じで、わたしたちには他の選択肢はないのだ。

 原題は“Capitalism, Alone; The Future of the System That Rules the World(資本主義だけ 世界を支配するシステムの未来)”。


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