【昇龍道プロジェクト】能登−富山 器と酒、食巡る 訪日富裕層へ魅力発信:北陸中日新聞Web
モニターツアー、来月下旬〜12月予定
中部地方を縦断する観光ルートを竜の姿に見立て誘客を図る「昇龍道(しょうりゅうどう)プロジェクト」を進める一般社団法人・昇龍道ドラゴンルート推進協議会(金沢市)が、能登半島と富山県西部を舞台に、酒蔵や工房を巡るツアーを作っている。国税庁の「酒蔵ツーリズム推進事業」に採択され、訪日外国人(インバウンド)の富裕層をターゲットに、地酒や伝統工芸の魅力を発信する。 (稲垣達成)
コンセプトは「器と酒と食のマッチング」。個人客を想定し、宗玄酒造(珠洲市)や数馬酒造(能登町)、能登ワイン(穴水町)、若鶴酒造(富山県砺波市)を巡り、醸造現場を見学する。伝統工芸の体験も用意し、珠洲焼や輪島塗の工房、七尾市の能登島ガラス工房、富山県高岡市の老舗鋳物メーカー「能作」で職人技にも触れてもらう。
夜は七尾市・和倉温泉の旅館「多田屋」で、能登の豊かな食材を生かした季節の料理と地酒を、珠洲焼や輪島塗などの酒器で舌鼓。協議会の多田邦彦理事長(多田屋会長)は「酒蔵や工房を巡るだけでなく、製造体験した酒器で地酒を実際に味わう。そこが国税庁にも評価されたようだ」と語る。
九月二十八日夜には関係者が多田屋に集まり、四酒蔵が手掛けた計二十種類の日本酒やワイン、ウイスキーのほか、さまざまな種類の酒器を用意。金沢市若宮のフードコーディネーター、山根ひとみさんを招き、食事と酒の相性や使う酒器の組み合わせなどを話し合った。
ツアーでは酒器が土産に盛り込まれる見込みで、多田理事長は「皆さんに喜んでもらわないと意味が無い。PRにとどまらず、販促にもなる。コロナ禍で大変な中だが、職人や作家さんを後押しできたら」と期待を込める。十一月下旬〜十二月に県内在住の外国人を対象にしたモニターツアーを予定。年内にツアーの骨格を固める。

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